スクワランは、無添加・天然素材で、肌に優しい化粧品です。
化粧品の原料としても有名なスクワランは、深海鮫の肝油からできています。
ここでは、スクワランとは何なのかを分かりやすく紹介したいと思います。
スクワランは、深海鮫の肝臓から採れる肝油の主成分=スクワレンに、化学的に水素を加えて安定させたもの(酸化しにくい状態にしたもの)です。※詳しくは「スクワレンとスクワランの違い」で説明してるので読んでみてくださいね。化粧品などの原料として使用されているのは、このスクワランです。
スクワレンもスクワランも、アメリカの化粧品工業協会(※01)によって、その安全性が保障されています。
※01:化粧品、トイレタリー商品、香水、芳香剤等の検査機関で、米国食品医薬品局(FDA)や日本の厚生労働省などが認可した薬品、食品などを公正な立場で安全性などの認定を出している。
似たような名前で混同してしまいそうですが、原料となるのはどちらも深海鮫の肝油です。深海鮫の中でも、主にツノザメ科(Squalidae)に属する鮫の肝油から多くとれるため、スクワレン(Squalene)と命名されたそうです。現在、主にスクワランの原料となっているのは、ツノザメ科に属するアイザメという種類の深海鮫の肝油だそうです。
アイザメは体長1.0〜1.5m程度と小型で、海面下200〜1000メートルの深海に生息しています。体重に占める肝臓の割合は約25%にもなり、肝臓の約80%が肝油です。鮫には他の魚にあるような浮袋が無いため、このように大量の肝油を蓄えることによって、高水圧下の海中で浮力に代わる重要な役割を果たしているそうです。スクワレンは、この鮫の肝油から採れる成分で、個体差はありますが、スクワレンを90%以上含むものもあります。
深海鮫は、光も届かず、酸素やエサも少ない過酷な状況の中で生存しています。その生命力の源が肝臓の8割近くを占める肝油にあるのではないか、ということで、鮫の肝油は昔から人々に親しまれてきました。
また、深海鮫は唯一、癌に犯されることのない生き物とも言われ、実際、発ガン物質を溶かしたプールで10年間飼育された鮫で癌にかかった鮫が1匹もいなかったという実験結果もあります。 この実験から、鮫の体の中で大きな比重を占める肝油について注目が集まり、いろいろな研究がされてきました。 ※その後の研究の結果、鮫でもガンになることが明らかになりましたが、割合としては他の脊椎動物と比べてやはり少ないようです。
少し難しい話になりますが、深海鮫の肝油に含まれる成分には、6個の二重結合をもった不飽和炭化水素であるスクワレンの他、ジアシルグリセリルエーテル(アルコキシグリセロール含有)、オメガ3系脂肪酸(DHA、EPA)、スクアラミンなどがあります。これらの成分には、代謝促進作用、血液をさらさらにする作用、などがあり、ガンや肝臓病、高血圧症など様々な病疾患に有効であるということが分かってきています。また、刺激が少なく副作用もないことなどから医学的にも注目されてきています。
他にもスクワレンはオリーブ油、コーン油、ベニバナ油などの植物成分や獣、鳥、魚肉にも微量ながら含まれており、私たちは食事から摂取することもできます。「植物性スクワラン」は、これらの植物(オリーブが一般的)から採られています。
スクワレン、スクワランは私たちの体内でも作られており、そのほとんどは皮脂に含まれています。皮膚細胞で生成されたスクワレンの一部は、表皮に分泌され、皮膚を覆っている皮脂膜の成分となります。また、その約25%が汗の成分などにより自然に水素添加され、スクワランになります。皮脂膜には、空気中の雑菌や汚れから、私たちの肌を守ってくれる働きがあります。「スクワラン不足は老化につながる」のページで詳しく説明していますが、皮脂膜は私たちの肌を健康に若々しく保つためにとても大切なものです。
このように、スクワレンワランは、肌がもともと持っているうるおい成分として、私たちの肌にすでにあるものなのです。健康な肌の皮脂には、平均3〜4%のスクワランが含まれ、皮脂膜をすこやかな状態に保っているそうです。
皮脂中のスクワランには、皮膚細胞の新陳代謝を活発にし、皮膚表面の滑らかさと保湿を保つ効果があります。※その他、スクワランの具体的な効果は『スクワランの効果』で説明していますので見てくださいね。
| スクワレン | 殺菌作用、角解作用、代謝促進作用、などがあります。 |
| ジアシルグリセリルエーテル (アルコキシグリセロール含有) |
皮膚にしわができるのを抑える効果が知られていたが、水産大手のマルハが人間の母乳にも含まれていることに注目。免疫力を高める機能を確認したそうです。 |
| オメガ3系脂肪酸(DHA、EPA) | EPA=「エイコサペンタエン酸」と呼ばれる油脂で、血液をサラサラにする作用があります。 DHA=「ドコサヘキサエン酸」と呼ばれる油脂で、脳内に非常に多く存在しているため、頭が良くなるとも言われています。 |
| スクアラミン | 血管新生抑制作用、殺菌作用、などがあり、ガンの治療に効果があるとも言われています。 |